50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

お金が動かないとサービスが充実しない:点字データは作れても出力ができない?

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点字編集ソフト(Windows用)は無料のものもあって、データを作ることまでは比較的誰でも参加しやすいと思いますが、データから出力をしようとすると途端にハードルが上がることがわかりました。
引き続き調査中ではあるのですが、、、個人対応はかなり難しいかもしれません。

 

お金が動かない分野はサービスが充実しない

我が家はMacユーザーなのですが、これまで使いたいと思ったアプリケーションがない!という経験はないし、使っていて不自由を感じたことはほとんどありません。
会社勤めをしていた頃、一時期、エクセルが使えたらなあ〜と思ったことがあって買うかどうか迷っていたのですが、それもグーグルのスプレッドシートのおかげで解決できました。

私が使ってきたアプリケーションは、表計算、年賀状ソフト、セキュリティ対策といった、ユーザー数がかなり見込まれるものが多いです。
なので、ユーザー数の少ないMacでもまったく問題なかったわけですが、点字の世界は違いました。

まず、点字編集ソフトにMac用はなく、Windows対応のみです。
最初はMac版がないことにビックリしたのですが、ユーザー数はかなり少なそうですし、いくつものOSに対応するのは大変でしょうから、メジャーなWindowsのみの対応は当然といえば当然ですね。
うちにはたまたまダンナが10年前に買ったVAIOがあったので、それにインストールして使い始めました。
PCソフトは自分が打ったものが目で確認しやすいし、何と言ってもミスした時の修正のしやすさがタイプライターとは比較になりません。
点字を打つのが格段に楽になりました。

なので、先日記事にした初仕事もできればPCでやりたいと考えました。

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その場合、問題になるのは、データからどう出力するか。
点字プリンターを保有している図書館は結構あり、私が住んでいるさいたま市の図書館にも点字プリンターがあると書いてありました。
データを持ち込めばプリンターを借りられて出力できるかと思い、電話で問い合わせたところ、、、あくまで図書館の蔵書の出力用で、プリンターのみの貸し出しはしていないとのこと。
ネットで調べられる各地の点字図書館には、プリンター設備を貸し出すと書いてあるところはほとんどありません。
いまや、制限はあるもののコピー代を払えば本のコピーまでさせてくれる図書館なのに、点字図書館ですら、データから出力をさせてもらうことはできないんだなあ、、、と思い、かなりがっかりしました。
(まだ最終確認できていないのですが、もしかすると豊島区の図書館は借りられるかもしれません。次に池袋に行った時に、ついでに確認に行こうと思っています。)

ちなみに、点字プリンターですが。
一般的な文字を出力するプリンターは安いものだと1万円くらいで買えますが、点字用のプリンターは50万円くらいするらしいので、個人が所有するような価格帯ではありません。

ボランティアが主力で支えている点字の世界なのですが、それゆえお金があまり動かないし、ユーザー数も少ないので、サービス面の充実度が今ひとつだなあと感じました。
まだ片足を突っ込んだ程度のレベルの私ですらそう感じるので、長くボランティアをしている方や、実際にそのサービスを必要としている視覚障害の方は本当に苦労されているのだろうなと思います。

これから歳をとっていくと、自分にも何かしら生活に支障をきたすことが出るかもしれません。
それは数が多いとか少ないとかの問題ではないので、いろいろな支援サービスが充実して欲しいものだと強く感じました。

今回の点字の件が、これまで生きてきて初めて、そういったことを考えるきっかけになりました。
良い経験をさせていただいていると思います。

 

最後に、、、
今回の初仕事は、締め切りの関係で、諦めてタイプライターで打っています。
何度もミスをして、やり直しをしていますが(苦笑)、これも良い経験と思って頑張っています(笑)

 

幸せだったこと、楽しかったこと

  • 4〜5年ぶりにパターを買い替え!
  • 体重50kgを維持中。
  • バランスボールで体がフラつかなくなってきた。少し筋力が上がったか?