50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

リーダーの責任の重さ:決定を下すということ、その責任を背負うこと

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このドラマでリーダーの責任の重さについて思い出し、考えさせられました。

 

リーダーの責任

パラレル東京は、首都直下地震が起こった東京にあるテレビ局のドラマです。
その第2話で、SNSに流れている確認が取れていない情報について、周辺住民に避難を呼びかけるかどうか、番組の責任者(編集長)にメンバーたちが判断を迫るシーンがあります。

公共の電波を使っているテレビ番組なので、情報は正確でなくてはならないのに、消防と警察は起こっていることが多すぎて対応できておらず、このSNS情報について正しいかどうかの確認が取れない。

この件の前には、デマが元で、公園に避難していた人たちがパニックに陥り、逃げようとして出口に殺到して人が死んでしまう事件の情報が入っていました。

地震直後には、自分が強く引き止めなかったために、火災の取材に行った記者が一人、事故に巻き込まれて亡くなってしまっていました。
その事故のことを聞きつけた上司は、「なぜ止めなかったのか」「責任はお前にある」というようなことを言う人で、ほとんど頼りになりません。

そんな中で、確認の取れないSNS情報を元に、番組で避難を呼びかけるかどうか、メンバーたちに迫られた状況です。
ずっとリーダーとして頑張ってきた責任者ですが、

「俺にだってわからないよ。」
「人の命がかかっている。そんなことは百も承知だ。」
「俺にどうしろって言うんだよ。」

って、怒鳴り返すのです。
リーダーの責任の重さが悲しくて、涙が出てしまった。

リーダーに必要なこと

研修を受けたのはもう10年くらい前のことなので、現在のビジネス界ではもはや通用しないかもしれませんが、、、
とある研修に行った時に、

「決めないリーダーは最悪である。最大限、情報を集める努力をすべきであるが、100%の情報が集まることはない。集まった情報を元に、しかるべきタイミングで決めることが重要である。」

という話があり、その時は心の底から共感したのです。

できるだけ正しい判断をしたいと思うと、欲しい情報が集まるまで時間をかけてしまう。
でも機を逸したら、決めて実行しても、もはや手遅れなんですよね。
サラリーマン時代、一つの指針として、いつも心の中にあった考え方です。

とはいえ。
人の命がかかっているとしたら、、、曖昧な情報をもとに判断ができるでしょうか。
絶対の情報が欲しくなるのではないでしょうか。
自分が決めたくはない、誰かに決めて欲しいと思うのではないでしょうか。

ちょっとだけ泣きながら(苦笑)そんなことを思い出していました。
私が担当していた仕事は、人の命はかかっていなかったので、もっと気楽でしたが、、、やっぱりリーダーはもうやりたくないと、しみじみ思いました。

今もいろいろなところでリーダーをやっている方がたくさんいらっしゃると思いますが、本当に大変だと思います。
エールを送ります!

 

幸せだったこと、楽しかったこと

  • 久しぶりにマックでランチ。グラコロ大好き。

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  • 暖かい日に玄関と外側廊下の掃除が終了できた。

  • 歯科検診で奥歯用の歯ブラシを紹介してもらった。きちんと磨けるようになりたい。