50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

年齢とともに学ぶことが楽しくなる

f:id:aoitori50:20181025163051j:plain

太平洋戦争を題材にした本は結構読んだと思うのですが、日清、日露戦争のことは学校の教科書で習った程度であまり知りませんでした。

「世界史劇場 日清・日露戦争はこうして起こった(神野正史)」を読んでみた

何となくこちらを買ってみましたが、大正解で、とてもおもしろく読みました。

テレビでたまたま「坂の上の雲」の題名を見たこと、太平洋戦争の解説に日露戦争に触れることがあることから、日露戦争のことを詳しく知りたくてこの本にしたのですが、幕末の頃からのアジア(主に日本、中国、韓国)がどういう状況であったかを解説してくれています。

私が中学、高校時代に受けた歴史の授業は、近代史になるとスピードが早くなり、かつ、あまり詳しい説明もないまま「◯◯年×××が起こった」みたいな事象だけを話されることが多かったような気がします。
なので、なぜそういった事が起こったのか、経緯や背景はまったくと言っていいほど理解できていませんでした。

例えば、黒船来航〜鎖国をやめて明治に変わっていく時代のこと、鎖国を続けていたら発展はなかったと思っていたので、黒船が来て良かったじゃんくらいに考えていました。
アジアの他の国を見ればわかることなのに、まさか植民地になる可能性があったとは考えたこともなく、他にも「そんな状況だったのか」「これがそんなことに繋がっていたのか」と目から鱗のことばかりで、とても勉強になりました。

著者が「はじめに」に書かれているのですが、歴史は見方によって様々な見解があり一つの意見を鵜呑みにしてはいけないこと、この本もできる限り一般的な見解(主流派)を採用したとあります。
ですが、やっぱり個人的な見解も書いてあるので(それがおもしろいのですが)、他の本も読んでみるなどして、偏らないようにしないといけないとは思いました。
学校の授業でもこういった感じではっきりわかりやすく説明してくれたらもっと歴史が好きになれたのにと思ったのですが、統一見解がない状況で偏らないようにするためにあまり突っ込んだ説明ができないのかもしれないですね。
子供だった自分がきちんと理解できたかどうか、興味を持ったかどうかも怪しいですが。

 

年齢とともに学ぶことが楽しくなる

大学卒業まで学校の勉強が嫌いで、特に歴史は暗記が苦手で本当に嫌いでした。
でも40歳を過ぎた頃から、学ぶことが楽しくなった気がします。
人から押し付けられたことではなくて、自分で知りたいと思ったことを本で読んだり、調べたりしているからかもしれないですね。

神野氏の「世界史劇場」はシリーズものなので、「ベルサイユのばら」世代として「フランス革命」と、「アンネの日記」「シンドラーのリスト」からの興味として「ナチスドイツ」はぜひとも読んでみたいと思っています。
他にも「第一次世界大戦」「イスラム」「三国志」「ナポレオン」などあるので、徐々に学んでいきたいです。