50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

仕事に対する価値観を整理して適職を探す

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何のために仕事をするんでしょう。

 

これまでの仕事に対する考え方

私はバブル世代です。
空前の売り手市場と言われた時代、理系だったこともあり、就職活動はまったく苦労しませんでした。

元会社に最近新卒で入ってくる新入社員は、仕事に対してかなりはっきりした考えを持っている人たちが多くなってきていました。
私はこんな仕事をしたい、やりがい、〇〇を達成したい、といったようなことに意識がほとんどなく、卒業したら自然な流れでどこかで働く、皆がそうだから自分もそうする、できれば安定した会社が良いという感じでした。
結果論かもしれませんが、やりたいことがあまりなかったことが幸いして、与えられた仕事、役割を楽しんで取り組むことができたのかなという気がします。
やりたいことが強すぎるとそれが出来ない時の落胆が大きいと思いますが、やりたいことがなかったので、与えられた範囲でどうやって楽しくうまくやるかという考えで向き合ってこられました。

入社してから数年は工場の現場でいろいろな改善、新設備の導入などをやっていたのですが、それまでの作業が楽になったり品質が上がったりして、作業者の方々に「ありがとう」「助かった」「良くなった」と言われるのがとても嬉しかったです。

私の仕事に対する価値観はそこがスタートで、何となく人のためになる、何かが良くなるというようなことをするのがモチベーションにつながったように思います。

管理職の時はチームのメンバーの出来る業務の範囲が増えたり、結果が出たりするようにうまくアドバイスしたりフォローしたりすることがやりがいでした。

でもやっぱり元会社の仕事で一番大事だったことは生活費と将来に必要なお金を稼ぐことでした。
モチベーション、やりがいは、仕事を続けるために作り出した理由のような気がします。

 

仕事に対する考え方を自分なりにわかっておくこと

仕事は何のためにするのか、自分なりに理解しておくことは大事だと思っています。
お金、地位、やりがい、満足感、何でも良いのですが、自分が大事にしたいものを知っておくこと。
この価値観がわかっていないと、特に自分にとって辛いことがあった時に必要以上に悩み、苦しみ、迷走してしまうし、下手をすると間違った判断をしてしまうかもしれません。

これから自分はどんな仕事ができるのか

仕事探しの場ではよく言われていることのようですが、3つの要素が重なり合った部分が「適職」と言われているものだそうです。

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私の場合、興味と価値観の部分で「社会や人の役に立ちたい」という事があるのですが、能力的に人のお世話をするような事には自信が持てません。
能力テストを受けるとだいたい人の管理をするとか、プロジェクトをまとめるとかの能力があると出てしまうんですよね。
でもそういう仕事は今後はやりたくない、価値観と能力が完全にミスマッチです。

そんな中で何ができるのか、急がず慌てず探し続けます。
まだ50歳、今は70歳を過ぎても働いている方もいますし、まだまだ時間はあると思っています。