50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

現場を見て生の声を聴く:点字図書館に行ってきました

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池袋に行く予定があったので、高田馬場にある日本点字図書館に行ってきました。

 

日本点字図書館

JR高田馬場駅から歩いて5分かからないくらいの場所にありました。

https://www.nittento.or.jp/map/index.html

駅から点字ブロックで案内されていて、私が行った時にも白杖を持ってお一人で図書館に向かって歩いている方を見かけました。

館内に入ってすぐの1階、左側に視覚障害者向けの商品を売るショップがありましたが、、、本はなく、2階に上がりました。
2階もカウンターの中で職員の方々が働いていて、ぱっと見、本はない。
うーん、どうなっているんだろうと思いながら、3階に上がろうとしたら、何と、職員の方が親切に声をかけてくださいました。

2階の奥には自由に閲覧できる点字の雑誌、新聞などが置いてあり、そこを案内いただいて、少しお話を聞くことができました。

 

点字の需要について疑問がありました

目が見え、文字が読める私たちの読書環境も変わってきています。
私は読書が好きですが、一部は電子書籍を使うようになってきました。
私自身は使ったことはありませんが、電子化されれば音声読み上げも可能だし、アマゾンには「Audible」というサービスもあります。

自分がもし目が見えなくなったらと想像すると、点字で文字を読むのを覚えるのは大変だし、点字図書館にも音声コンテンツがあるので、今後はそちらの需要の方があるのではないかと思い、点字を続ける意味に少し疑問が生じていました。

その辺りの状況が知りたくて、案内いただいた職員の方にお聞きしてみたところ、、、音声は便利ではあるけれど聞き逃したり、自分のペースで聞けなかったりするので、点字で読みたいという方はいらっしゃる。
また、ベストセラーなどの本は全国の点字図書館が連携してダブりがないようにしながら点訳されているらしいのですが、あまり人気のない作家の方の本や、専門書などは点訳されたものがなく、読めないという状況も起きているとのこと。
そんな状況の中で、点訳のボランティアの方が減ってきていて、新しく始める方は歓迎だというようなことを言われておりました。

こんなお話をお聞きすることができ、実際に白杖を持った方を見かけて、活用されている空気を感じることもできたので、やっぱりこのまま頑張ってみようと思って帰ってきました。

 

現場を見て声を聴く

本当は視覚障害のある方のお声を直接聴く方が良いのでしょうが、知り合いはいないので、今回は図書館にいってみました。
それだけでも感じるものがあり、そこから自分の考えを整理することができました。

「現場を見て生の声を聴く」ということも、会社で教わったことの一つです。
私はスタッフ的な役割の仕事ばかりをしてきたのですが、自分の想像だけで進めると、実は現場ではそういうことじゃないということがあったりして、きちんと見せてもらって話を聴くことをするようになりました。
そんな経験がなかったら、今回、点字図書館に行ってみようとは考えなかったかもしれません。

すべてを実際に見ることは難しいかもしれませんが、できるだけそうやって進めると現実とのギャップを埋めることができると改めて思ったのでした。

 

幸せだったこと、楽しかったこと

  • ダンナが飲み会だったので、、、少し早めに16時から一人飲み(笑)

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  • 早めの夕食だったので、夜はデザート。成城石井で買った「生プレミアムチーズケーキ」。ちょっと量が多くて甘かったけど、、、美味しかった。

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  • 録画しておいた「海賊と呼ばれた男」を観る。よく出来ていたし面白かったけれど、、、やっぱり本で読む方が好きだなあと思った。