出世欲がなかったのは脳の差だったのかもしれない:キレる女 懲りない男で腹落ちしたこと
会社員生活で違和感を感じることがあったこと。。。
先日読んだ「キレる女 懲りない男」におもしろいことが書いてあり、妙に納得しました。
企業社会は男性脳型である
あくまで脳の構造の話で戸籍上の性別の話ではない、男性が長く牛耳ってきたからという理由ではないとは書いてありましたが、、、
企業社会はそのありようがすでに男性脳型となっていて、大量の商品を均一の質・最小コスト・最速で市場に提供し、そのために大組織を整然と動かす必要があり、それに向いているのは男性脳型人間なのだそうです。
男性脳型とは、、、与えられたミッション以外のものに無駄に頓着せず、日々の気分にムラがない。
そんな中で、日本では男女雇用機会均等法により、男女区別のない教育、評価制度が整備されてきた。
重要ポストを提示されて「もうたくさん」と会社を辞める女性が結構増えている。
実はこれは日本に限ったことではなく欧米社会でも起こっていることなのだそうです。
(読んではいませんがこんな本が紹介されていました。『なぜ女は昇進を拒むのかー進化心理学が解く性差のパラドクス(スーザン・ピンカー著)』)
この「キレる女 懲りない男」は、男性脳=男性、女性脳=女性ではないと言いながら、それぞれ男性、女性という表現で書かれているところもたくさんあります。
男女雇用機会均等法の話もその例ですが、、、やっぱり確率的に男性は男性脳、女性は女性脳の方が多いという風に私は理解しました。
自分の会社員生活を振り返ってみる
私はこれまで自分は会社でうまく立ち回っていたと思っていましたが、、、
なんだかおかしいなあ、うまくいかないなあと思っていたことが、この本で言うところの女性脳的な部分だったのではないかと思い当たることがいくつかありました。
周囲で起こっていることが気になって、問題があると首を突っ込んで力になりたいと思うことが多く、そこから勝手に課題を作ってやっていたし、
昇進に関わる評価には無頓着だったけれど、関係者に「良くなった」「楽になった」とか思われることには異常にこだわって、褒められたり「ありがとう」とか言われたりすると舞い上がっていたし、
昇進にはまったく興味がなくて、相手がどんな立場でもあまり頓着せずに話ができた。
でもこれらは裏を返すとあまり好まれないことも多いですよね。
無駄な課題をやっているように見えるし、上の人に気を使わない。
実際、昔、上司の上司(長が付くかなり偉い立場の方)からものすごく嫌われたことがあります(苦笑)。
チームメンバーも男子が多かったので、男性脳の面々は、なんでこんな無駄なことやるんだろうとか、目的がわからないとか、評価されているのかとか、思われていたのかもしれないなあ。。。
そして、、、
自分が会社での5年後、10年後を想像した時に魅力を感じなくて辞めようと決めた気持ちも、少し女性脳に関係するのかなと思いました。
私が想像したのは2方向で、望まない昇進をした自分と、現状の立場のままボンクラ(失礼)の上司が自分の上に来た場合です。
どちらも全然楽しく幸せに感じられなかった。
性差を特徴としてうまく使えるようになると良いと思う
男性、女性で一まとめに語るのは違うとは思いますが、確率論的な傾向、特徴はあると感じることが多いです。
今は無理に男女は一緒、差別はだめだみたいな風潮ですが、特徴として知識を持って、長所をうまく使えるような仕組みができると良いなあと思います。
企業の教育でも積極的に取り入れたらおもしろいかもしれない。
幸せだったこと、楽しかったこと
- 朝立てた計画がほぼ完了できた。
- 子供の頃から読んでいる「SWAN」。1つの物語が完結、感慨深い。
- 近所の桜が咲き始めた。