50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

早期退職申し込みの決断:自分が何を大事にしたいかを考えた

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私が早期退職を申し込んだのは、2017年12月でした。
勤めていた会社はその時期に2週間ほどの受付期間を設けていて、そこで申し込み承認されれば、早期退職扱いで退職金の上乗せがされる仕組みでした。

 

早期退職を決める時に考えたこと

学校を卒業してから一度も転職することなく勤めていた会社でした。
今は会社以外に複数の自分の居場所を作ることが推奨されていますが、私はそれをせずに50歳まで過ごしてきてしまった。
ずっとそのコミュニティ中心で生きてきて、大半の人間関係はそこをベースに出来上がっている。
そのコミュニティから抜けて本当に大丈夫なのか、自分はどういう風に暮らしていくことになるのか、とても不安でした。

そして、ちっちゃい実績や信頼かもしれませんが28年かけて自分がコツコツ積み上げてきたものや、65歳まで働くとしたらもらえる収入もゼロになります。

なんとなくだいたいの人が聞いたことのある会社で働いていて、役職についているという、世間で聞こえの良い地位みたいなものも捨てることになる。。。

考えれば考えるほど、自分がなくすものや不安はたくさん出てきました。

一方、そのまま働き続けて、来年の自分の姿や、5年後、10年後に何をやっていそうか、そして自分はなんのために働きたいのかも考えてみました。

まず、来年、5年後、10年後の自分の姿を想像してみたら、、、幸せそうな未来が見えず、まったく魅力を感じなかった(苦笑)。

以前も記事に書いたかもしれませんが、私は完全に収入を得るために働いていました。
収入以外のことは、それに付随しているものに過ぎない。

暮らしの見直し(お片づけ、肌断食、湯シャンなど)をして、ある程度の貯蓄もあったことで、いただいていた金額ほどの収入がなくなっても生きていけるようになっていました。

となると、、、お金のためにこれからも会社で時間を使う生活を続けるのか。
明日死ぬかもしれないのに、このままの生活をしていて、本当に後悔しないのか。

やりたいことがあるわけじゃない、人からみたら大したものではないかもしれないけれどなくすものもあるし、不安もある。
それでも。
このままの生活を続けるのは嫌だ、やめようと決めることができました。

自分が大事だと思ったこと

私はかなり保守的で安定志向です。
自分の暮らし方と貯蓄を考えて大丈夫と思えたこと、自分が背負わなければならない人や事がなかったことなどの前提条件があって、嫌だなあとか、魅力を感じないことに時間を使うのをやめようと決めたということになります。
何か一つでも条件が欠けていたら、、、辞めるという選択肢はなかったかもしれません。

自分の人生の決断は自分で考えるしかありませんが、大事にしたいことをしっかり考えて頭を整理して行くと、決断をしやすいと思います。

退職してそろそろ1年になりますが、、、退職を選んで別の生き方ができて良かったなあと思っています。

 

幸せだったこと、楽しかったこと

  • 初めて自分で作った「鶏のインド風煮込み」。美味しくできた。
  • ダンナと私の本を整理して本棚1つに収まった。これからさらにもう少し減らしたい。
  • ウォーカーのショートブレッドにどハマり中。本当に美味しい。