女性が働くこと、リーダーになること
会社を辞めてのんびり満足できる家事や趣味の時間を持つようになって、今の日本で女性がリーダーになるのは大変なんだと改めて思いました。
日本は女性の管理職比率が低い
先日受けたセミナーで女性が働くことがテーマではなかったのですが、講師の方からこんな話が出ました。(数字は私が調べて補足しています)
- 働く女性が増えてきているのは事実。
*内閣府 男女共同参画白書 平成29年度版よりデータ引用
15〜64歳女性の就業率 1986年(昭和61年)53.1%→2016年(平成28年)66.0%
*厚生労働省 平成28年版働く女性の実情よりデータ引用
女性の労働力人口 1985年(昭和60年)2,367万人→2016年(平成28年)2,883万人 - 一方で相変わらず女性リーダー比率はとても低い。
*ボストンコンサルティンググループのレポート「女性の活躍推進を日本企業で達成するには」よりデータ引用
(世界経済フォーラムThe Global Gender Gap Report 2017)
男女平等の度合いを示すジェンダーギャップ指数 日本114位/144ヶ国
(管理職の女性比率)
アメリカ43%、フランス39%、オーストラリア・スウェーデン36%・・・日本11%
会社を辞めて自分がしたいと思う家事をするようになって思うこと
会社を辞めてから「こう暮らしたい」と思う家事ができるようになりました。
そんなに頑張っているわけではなく、自分が楽にできて満足できる程度のものです。
それでも今やっている家事を仕事と両立できたかというと、、、無理でした。
働いている時の平日5日間は朝起きて仕事に行って夜帰ってくるだけで精一杯で、家事をやる時間がないとは言いませんが、やろうという気がまったく起きませんでした。
土日は溜まった1週間分の家事(洗濯、掃除、ちょっとした片付け)をやっつけるくらいの気持ちにしかならず、自分が満足できるレベルには達しませんでした。
そこは気持ちに折り合いをつけて諦めた。
なので、今の暮らし方はとても満足度が高いと言えます。
でも結局、私は、家事(の大半)は私がすべき、した方が良いと思っているのだなあと改めて気づいてしまいました。
(ダンナの料理以外の家事レベルが低いので、自分が満足できないという理由もありますが)
この概念、考え方って男性だけでなく女性も持っていないでしょうか。
これがなくならないと、何となく女性の方が家事、育児の負担率が高いという現実は変えられないのかもしれません。
この考えって何が元なのでしょう。母親の影響かな。
学校教育かなんかが頑張れば変わるのでしょうか。
今の若い世代はそうでもないかもしれないので、時間が経てば自然に消えるかな。
そして、家事、育児の負担が高いまま仕事も頑張るのはそれこそスーパーマンでもない限り難しいので、こういった考え方、文化が変わらないと結局、女性リーダーを増やすのは難しいのではないかなあと思ったのでした。
自分はもう終了してしまいましたし良い答えを持っているわけではないのですが、これから女性の皆さんがもっと楽に働ける文化、環境が整備されて、普通にリーダーができる社会になることを願っています。
それまでは無理せず、ダンナさんを使う、手抜き(やらない)、お金を使った解決(家事代行)などうまく利用しましょう。