買い物依存?
買い物が大好きで、少し依存気味の時期がありました。
ネット通販にハマる
本を読むのは好きでしたが、趣味と呼べるようなものがありませんでした。
休日は1週間分の洗濯、掃除を片付けると時間を持て余していましたが、たまの休みに外出はちょっと面倒、家でのんびりしたいということもあって、PCの電源を入れネットを徘徊、何でも揃う買い物に徐々にハマっていきました。
最初は食べ物、日用品など必需品を買っていたのですが、範囲はどんどん広がり、ついに洋服、化粧品、バッグにまで手を出しました。
買っても買ってもどんどん欲しくなる
大ハマりしたきっかけはたまたま買ったブラウスの購入レビューを見たことでした。
レビューを買いている方が他にどんなものを買っているのか興味がわき、見に行ってみたら良さそうな商品のレビューがいっぱい!
中にはブログでさらに詳しい感想や着画写真を出している方がいて、欲しくなる気持ちはかなり刺激されます。
ブログにはその方が繋がっている方々のリンクもあり、そこに行けば、さらに気になるお店、ブランド、商品が紹介されている。
素敵だなあと思う女性たちが紹介する商品を楽しみに、ブログをブックマークして、読み漁るようになりました。
そしてブログを読むだけで満足できるわけもなく、気に入った商品を少しづつ買うようになり、
商品を買ったお店をさらに見て回り、良さそうなものを見つけては買い、
買ったものと色違い、少し違う形のものも欲しくなり探してまた買う、、、
どんどん買うものが増えました。
一つのサイトだけでは飽き足らず、他のサイトや通販も利用するようになり、さらには百貨店でのリアルな買い物も加わり、洋服、バッグ、靴、化粧品を中心にモノがどんどん増え続けました。
そうなるとそれを整理するための収納用品まで必要になり、さらに買う物が増えます。
二人しか住んでいないのに、75m2の家の中はモノであふれていました。
今だからわかりますが、あの頃の買い物は買うのが目的で、買って手に入ったら興味をなくし、また別のモノが欲しくなる。
自分の買い物だけで月に10万円以上使っていました。
(毎週大量に届く荷物を見て薄々気づいていたかもしれませんが、ダンナには内緒でした(笑))
買い物するために働く必要があった
当たり前ですが、買い物をするためにはお金が必要です。
私が働き続けていた理由の一つは、この買い物を続けたかったことです。
素敵だと思うモノを買うときの高揚感、リアルなお店で試着すれば店員さんからお世辞とはいえ「素敵です」「お似合いです」という言葉をかけてもらえる。
家には自分が気に入った(と思っていた)洋服、バッグ、靴、化粧品が、買った収納用品のおかげでそれなりに綺麗に並んでいる。
楽しくて楽しくて、これを続けるには働き続けるしかないと思っていました。
不要な買い物をしなくなった
何年かかかりましたが、現在の私はこの買い物依存から脱出をすることができ、買い物のための買い物はほとんどしなくなりました。
まだ完治できずに、たまに後悔する買い物をしてしまう時もありますが、以前のようにモノがあふれてしまうようなことだけはなくなっています。
必要と思っていたお金(あくまで自分基準ですが)が減り、働かなくても大丈夫だなと思えるようになったことは、退社を決めることができた理由の一つです。