50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

肌断食と湯シャンが始まり(1)

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すべての始まりは「肌断食」と「湯シャン」でした。

 

30代になって気になりだした肌の状態

私の本格的な化粧品デビューは遅めで、30歳を過ぎた頃からです。

もともと肌は丈夫な方でトラブルが少なく無頓着だったのですが、30歳代になってから肌のつっぱりやテカリ、小鼻の角栓、目の下のクマ、季節の変わり目の吹き出物などが気になりだしました。

そうは言ってもいきなり百貨店のコスメカウンターに行く勇気はなく、ドラッグストアなど店員さんが放っておいてくれるお店で、CM、雑誌などの情報を参考にしながら適当に買って使っていました。

百貨店の化粧品ブランドデビュー

ネットで洋服、バッグ、靴のレビューを読んでいると、だいたい化粧品のレビューも出てきます。

slow-happy-life50.hatenablog.jp

「素敵な女性は化粧品も有名なブランドのものを使うんだ」

自分もそうなりたくて、勇気を振り絞って(かなり大げさですが本当にそんな気持ちでした)百貨店の化粧品売り場に足を踏み入れました。

慣れてしまえばどうということはないですが、初めて入った百貨店の化粧品売り場はとても敷居が高く感じられて、特に海外ブランドにはビビってしまい、某国内メーカーのカウンターに近づいて興味ありそうに商品を見始めました。

そんなことをしていればあっという間に声をかけられて、いろいろな商品を紹介、試させてくれます。

早速、化粧水、乳液を買って、使い出しました。

最初は化粧水、乳液というシンプルなアイテムからのスタートでしたが、なんとなく通ううちにどんどん新アイテムを紹介され、使ってみようかなと買っていたら、、、とんでもない数の基礎化粧品たちが揃いました。

メイク落とし、朝用・夜用・マッサージやパック機能付きの洗顔料が数本、

化粧水、乳液は朝用、夜用の2種づつ、

ホワイトニング、アイクリーム、小鼻の角栓落とし、エイジング対応のちょっとお高めクリームなどなど、、、キリがありません。

少しでも時間を省略したい朝なのに基礎化粧品を順番に塗るための時間を確保する必要があり、飲み会、仕事などで遅く帰ってすぐに寝たい夜にもいろいろ塗らなければいけなくて大変でしたが、これで綺麗になるんだと言い聞かせてかなり頑張って使い続けていました。

1本で1万円を超えるようなものもありましたから、当時は基礎化粧品だけで相当お金を使っていました。(きちんと把握したことありませんが、年間何十万円になっていたはずです。その証拠にそのブランドの会員ランクは最上位でしたから。)

 

「肌断食」「湯シャン」のスタート

気に入っていて読んでいた女性のブログにある日「肌断食と湯シャンを始めてとてもよかった」という話が掲載されていました。

肌の調子もさることながら、とにかく時間と手間的に楽になった、旅行に化粧品を持って行く必要がない、外出先で化粧直しもほとんどいらないという話に衝撃を受けました。

結局、基礎化粧品をいくつも塗るのは、面倒臭がりの私はとても苦痛に感じていたんです。

そんなわけで紹介されていた本を早速読みました。

肌断食 ---スキンケア、やめました

肌断食 ---スキンケア、やめました

 
化粧品を使わず美肌になる!

化粧品を使わず美肌になる!

 

もともとは宇津木先生が提唱している肌断食ですが、平野さんの本はご自分がチャレンジした経過などが詳しく書かれているので、私はこちらの方がとても参考になりました。
(私が読んだのは2013年版ですが、最新版が出ているようです。)

肌断食のスタート時期は湿度の高い時期が推奨されているのですが、思い立ったらすぐに試してみたい私としては、本を読み終わった乾燥時期の2月から始めてしまいました。

当時の記録を捨ててしまったので記憶が頼りですが、スタートして2週間から1ヶ月くらいは肌のつっぱり、皮剥け、吹き出物が出たりと、鏡を見ると少し落ち込むような状況にはなりました。
当時はまだ会社勤めをしていたので本当に酷かったら途中で諦めたかもしれませんが、化粧で何とか誤魔化せるくらい、平野さんほどのダメージはありませんでした。

ネットでいろいろ調べるとこの反応は人によるようで、ダメージが大きくて挫折する方も結構いらっしゃるようです。

私の場合はあまりひどい状態にならず1、2ヶ月でうまく乗り越えることができ、数年が経過した今は、洗顔用に牛乳石鹸無添加せっけん、顔マッサージ用のニベア青缶、ユースキン、トラブルがあった時用にワセリンを使っているだけです。

(宇津木先生はワセリンだけを推奨していて、ニベア青缶とユースキンは私の勝手な判断なのでお試しになる場合は自己責任でお願いします。)

これは本当に楽で、時間、お金の節約と、旅行には基礎化粧品なしで行けるという身軽さを手に入れることができました。

さらに、とても悩んでいた小鼻の角栓、目の下のクマ、季節の変わり目の吹き出物がほぼ解消され、ほとんど手をかけていない今の方が肌の状態はとても良いです。
(もちろん年齢なりの小じわや薄いシミはありますが自然なことと受け止めています。)

あんなに高いお金を払って何本も基礎化粧品を使っていたのはなんだったのでしょう。

肌断食のデメリットは私はあまり感じていませんが、強いて挙げれば、ブランドの化粧品を使うという満足感や高揚感、綺麗になるのではないかという期待感などとはまったく縁が無くなります。

化粧品はそういった満足感、高揚感、期待感みたいな気持ちの部分も大事だと思うので、それが大事な方には向かない方法かと思います。

 

基礎化粧品にかかるお金が要らなくなった

そんなつもりで始めたわけではないのですが、結果として一つお金が必要なことを減らすことができました。

(長くなったので、湯シャンは次回にします)