50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

「聞く」と「聴く」:準備ができていると「聴く」のは簡単

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人の話を「聴く」のは難しいです。

「傾聴」を心がけているけれどうまく出来ない

人の話を遮って、自分の話を優先してしまうことのある私。
気をつけて、気をつけて、気をつけて、一生懸命、話を聴くことをしようとしていますが、、、いまだにうまく出来ません(苦笑)。
自分があまり興味が持てない話は、すぐにただの「聞く」になるし、もっと悪いと「聞き流す」。

ちなみに「聞く」と「聴く」の違いについて、以下の説明がわかりやすいです。

ただ単に「きく」場合は一般に「聞く」を使い、注意深く(身を入れて)、あるいは進んで耳を傾ける場合には「聴く」を使います。「音楽を聴く」「講義を聴く」

「聞」と「聴」の漢字の意味の違いについて、国語辞書は次のように記しています。

日本国語大辞典』(小学館)・・・【聞】(ブン・モン)音を耳で感じ取る。自然に耳に入ってくる。聞いて知る。【聴】(チョウ)聞こうとして聞く。注意してよく聞く。「聴聞」「傾聴」
広辞苑』(岩波書店)・・・広く一般には「聞」を使い、注意深く耳を傾ける場合に「聴」を使う。
『類語国語辞典』(角川書店)・・・「聞く」は、音や声を耳に感じ認める意、「聴く」は、聞こえるものの内容を理解しようと思って進んできく意である。
このような意味の違いをもとに、日本新聞協会の『新聞用語集』は表記の使い分けを以下のように示しています。

=聞〔一般用語〕うわさを聞く、聞き捨て、聞き流す、聞く耳持たぬ、話し声を聞く、物音を聞く
=聴〔特殊用語。身を入れてきく〕聴く(音楽・講義・国民の声などを-)
〔注 「聞」「聴」は、きく態度によって使い分ける。どちらでもよいときにはなるべく「聞」を使う〕

NHK放送文化研究所ホームページより引用)

 

心に響くお話は聴ける

先日記事にした東大入学式の祝辞について。

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自分が18歳の時に、この祝辞をきく場面があったとしたら、「聴く」どころか「聞く」も出来ずに聞き流していたような気がします。
入社式(22歳でした)でも、聞き流していたかもしれません。
この頃の自分は、このお話を聴ける準備が出来ていませんでした。

今回とても心に響いたのは、いろいろな経験を経て、いろいろ悩み考えながら生きてきて、このお話の内容がわかる心の準備ができていたからではないかと思いました。

逆に、自分が何かを本気で聴いて欲しい時。
タイミング、話の内容、話す順番、話し方、言葉の選び方、、、相手の心の準備ができるように、いろいろ工夫をする必要がありますね。

 

言霊

言霊の本来の意味とは違うと思いますが、数年前に受けたビジネスセミナーで、事が言葉を作るのではなく、言葉が事を作るのだというお話を聴いたのを今でも覚えています。
その方は、アメリカでレストランを経営していて、たらこだったか、明太子だったかを使ったお料理を出していたらしいのですが、アメリカでは馴染みがない食材なので最初はまったく人気がなかったのだそうです。
そこで「Japanese」「caviar」を使った名前(正式名称忘れました、、、苦笑)にしたら、キャビアという名前に惹かれて注文が増えて人気商品になったというようなお話でした。

相手に響く言葉を使うと事が動く。
聴いてもらうために、相手に準備してもらう段取りをする。
通じるものがある気がして、ふと思い出したお話でした。

「聴く」「聴いてもらう」どちらも難しいですが、共通しているのは自分の準備はとても大切だということだと思います。

 

幸せだったこと、楽しかったこと

  • 2週間ぶりのピラティスで、気持ちよく体が動かせた。
  • 夕飯の天津飯、ダンナ受けが良かった。
  • 久しぶりに10,000歩/日を達成。