レジリエンスセミナーでの「4本の木」から気付いたこと
レジリエンスとは
セミナーに参加するまでまったく知りませんでしたが、ここ数年で注目されているようです。
レジリエンスが何のことだかわからずにセミナーのサブタイトル「ストレス社会に求められる折れない心」に惹かれて申し込みました。
レジリエンスとは。
心理学におけるレジリエンス(resilience)とは、社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを適応させる個人の能力と定義される 。
それら不利な状況やストレスとは、家族、人間関係、健康問題、職場や金銭的な心配事、その他より起こり得る。
(Wikipediaより引用)
何だかわかりにくい表現ですが、強度なストレスを受けた時に早期に回復する力を持つことを言うようです。
セミナーで使われた「四本の木」のお話
セミナーでレジリエンス童話「四本の木」のお話が使われました。
1本めの木が強風で幹から折れてしまい、それを見ていた3本の木がどうしたら折れない木になれるかを考え、それぞれ以下3つの方法をとったお話です。
- 風に負けない太い幹になる
- 風が吹いても折れない柔らかくて芯の強い木になる
- 仲間の木を増やして森になって助け合って風に対抗する
そして最後に、、、1本めの木も残った幹から新しい芽が出て新しい木になって終わります。
セミナーによってこのお話の使われ方はいろいろなのだと思いますが、私が参加したセミナーでは4本の木のうちどの木が好きか、その理由は何かを考えてみましょうということでした。
私が好きな木は
私は、1本めの折れてしまった木と、風に折れない芯の強い柔らかい木の二つを選びました。
1本めの木は私の理想像です。
自分が身を持って風に負ける姿を見せて3本の木に考える必要性を教え、最後には自分も新しく生まれ変わる。
うーん、格好良い、こうありたい。
でも自分がこうなれないことはよくわかっています。
ここまでのことは私にはできない。
そして、風に折れない芯の強い柔らかい木は、私が目指す姿です。
何が起こっても自分をしっかり持って、うまく受けたり流したりしながら、しっかり自立して対応したい。
一方、絶対に自分はないなと思ったのは森を作ること。
性格的に人と助け合うのはあまり得意ではないので、自分をしっかりさせる方が好きなようです。
そんなことを考えました。
この解釈は何が正解ということはなくて、自分なりにいろいろ考えることが大事なのだそうです。
実際セミナーでは、皆さんバラバラの回答でしたし、選んだ理由もいろいろでした。
これから考えていきたいこと
レジリエンスで想定されているストレスは日常のレベルのものではなく、かなりの心理的ダメージを受けるようなストレスなのだそうです。
恵まれたことにこれまではそこまでのストレスに晒されることなく生きて来られました。
ですが、いつ何時、何が起こるかわかりません。
今回のセミナーで目指したい姿はわかったので、それに向かって、少しづつでも自分を鍛えていきたいと思います。
レジリエンスに必要な基本的要素は、
- 自己肯定感
- 楽観的な思考
- 問題解決スキル、対人スキルなどを磨く
- 自分を支えてくれる、頼れる人、グループを持つ
の4つだそうですが、私にとっての一番の課題は「4」です。
強力なサポーターとしてダンナがいますが、それ以外を持っていない。
手段はいくつか持っていた方が良いそうなので、これから何か考えていきたいと思います。