50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

思い出の断捨離、幸せに過ごした過去を思い出しました。

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今まで後回しにしていた「思い出(写真と手紙など)」の断捨離に着手しました。

 

思い出の断捨離は難しい。

近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」でも一番難しいとされている思い出の片付け。

私はやる前から断念し、数年前の断捨離時にはほとんど手をつけないまま押入れにしまいました。
大半は写真ですが、、、絶対に捨てようとは思えない「思い出」もありました。

ありがちですが、「元カレ」との思い出の品々です(苦笑)
別れてから25年、我ながらビックリですが、まだ捨てられませんでした。
近藤さんは「過去の思い出ではなく今が大事」と書かれていますが、どうしても捨てることは無理でした。

幸せな午後の時間を過ごしました。

今日の午後、本格的に断捨離をスタートさせるつもりで午前中に押入れからアルバムなど思い出の品々を出して並べてみました。(冒頭の写真です)
お子さんがいる家庭は写真はもっと多いのだと思いますが、うちは子供もなく、ここ最近は写真を残すこともやめてしまったので、比較的少ないとは思います。

私にとっての鬼門「元カレの思い出」は一番右側の箱に入ったもの(→コレ)です。
一番難しそうなものから始めようと思い、お昼ご飯を食べ終わったあと、箱を開封して中身をすべて出しました。

大学1年19歳から25歳まで6年半付き合い、別れたのが1993年6月、ちょうど25年前でした。
箱の中とアルバムにあった付き合い出した頃から別れるまでの手紙、日記、写真を全部見ました。
(同じ年代の方にはわかってもらえると思いますが、昔はメールがなかったので、、、全部手紙なんですよね(笑))
今思えば大人になるかならないか子供の延長だったとは思いますが、初めて本気で好きになって、本当に真剣でした。
結婚するのが当然の成り行きで、歳をとっておばあちゃんになった時に隣にいるのは絶対にこの人だと思っていました。

別れた理由はこちらもよくありがちな「お前よりもっと好きな人ができた」でした。
両親にも挨拶を済ませて結婚式も予約したあとでしたし、お互いに関係を断ち切るには思い出が多すぎて、きっぱり別れるまでに3〜4ヶ月はズルズルしました。
その間の辛い思いが強すぎたのと、自分を否定されたことで悔しかったこと、一緒にいるのが当たり前すぎて一人になった後どうしたら良いかわからなかったこと、とにかくいろいろな思いが強すぎて、ずっときちんと向き合うことができませんでした。

今日、全部を見直して、子供ながらも真剣に人を好きになって、とても幸せな時間を過ごしていたことに改めて気付くことができました。
25年もかかりましたがやっと昇華させ、思い出にすることができ、彼に感謝の気持ちを持てました。
今日の午後、この6年半の思いを思い出せて、本当に幸せな時間を過ごすことができました。

 

思い出を昇華して思い出品とお別れできました。

箱の中のものは一切合切捨てることができました。
25年かかりましたが、私には必要な時間だったと思えます。
今回きちんと向き合って片付けられて本当に良かったです。

元カレは大学の同級生なので、数年に1回会うことがあるんです。
今までは絶対に話せなかったけれど、次に会う時には「ありがとう」って言って昔話ができるかもしれない。
何だか楽しみになってきました。

今まさに辛い恋愛をしている方、元彼、彼女が忘れられない方、タイミングはあると思いますが、良い思い出になる日がきっときます。
25年もかかりましたが、今日綺麗に昇華できた私のように。

思い出の断捨離は終わってから記事にしようと思っていたのですが(今日は元カレのみで終わった)、とても心に響く出来事だったのでこの思いが消えないうちに書き残したくて書きました。
かなり個人的などうでも良い記事にお付き合いいただき感謝します。

ありがとうございました。

 

私の思い出と紐づいた曲とマンガです。
今でもこの曲を聴くと涙が出ます。名曲です。

最後の雨

最後の雨

 
同・級・生 (小学館文庫)

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