50歳・早期退職・のんびり楽しい暮らし

50歳で28年勤めた会社を辞めました。会社を辞めるまでのこと、辞めたあとの日々を語ります。

「魂の退社」(稲垣えみ子氏)の書評で改めて感じたこと

 

魂の退社

魂の退社

 

毎日何となく読んでいた日経新聞の広告で、目に飛び込んできた「魂の退社」

会社を辞めることを漠然と考え続けていた

肌断食、お片づけ、ムヒカ元大統領と続き、「生き方を変えること=会社を辞めること」が頭を離れなくなりました。
そんな日々の中、毎朝惰性で読んでいた(眺めていたと言う方が近い)日経新聞の広告で目に飛び込んできたのがこの本です。
自分と年齢が近く、50歳で働き続けた会社を辞めた、しかも独身で。
ぜひ読んでみたくて速攻で買いました。

会社を辞めることに対する考え方

同じような世代で同じような時代を生きてきて、「金満ライフ」も多少違えど似たようなことをし、会社組織に対して若い頃とは違う意識が芽生えて悩み、社会の仕組み(年金、健康保険など)はすべて会社任せでよく知らない、、、など「うんうんわかる」と頷けることがたくさん書いてあって、ちょっと笑ってしまいつつ、自分と同じような感覚の人がいたんだと、とても共感できました。
ですが、、、今改めて書評を見ると「世間知らず」「幼い」「所詮お金に困っていない人の遊びレベル」などなど酷評も結構あって一瞬ビックリしたのですが、人がどう感じるかはいろいろあって当たり前ということに改めて気付かされました。

私はものすごいお金持ちの子ではありませんが、普通のサラリーマン家庭で育ち、学校も行かせてもらい、就職後は大企業の一員で生きてきて、今日のご飯にも困るくらいお金がないこととか苦労とかは知りません。
好きとか嫌いとか、向いている向いていないとか、そんな贅沢な選択肢などなく働くしかないという状況も今となってはよくわからなくなっています。
多少想像はできてもそれは想像の世界であって、経験に伴うリアルな感覚ではありません。
私が退社する前に自分としては悶々と悩んだことも、他の方から見たら甘ちゃんのたわ言だったのかもしれない、、、

なぜブログを書き始めたのか

会社員時代に何となく考え方が似ている同僚に「魂の退社っていう本が面白かった」と伝えたら、興味を持ってくれて、読んだ後の感想はやっぱり「おもしろかった」でした。
私も辞める時には稲垣氏同様「もったいない」と結構言われ、何がもったいないと言っているのか理解できませんでした。
私はそういった考えの人たちに囲まれ、そういった環境で生きてきたということです。
でも、50歳で、これまでの環境を変え、時間を大事にしながら、自分が大切と思えるものを見つけて、幸せに生きていきたいと思って会社を辞めたんです。

そして、同じような環境や感じ方をしたり、悩んだりしている方々も少なからずいるはずで、ブログを通してそういった方々とつながってみたかったんだと改めて認識することができました。
ある側面から見たら世間知らずのたわ言を書いているかもしれませんが、それでも共感していただける方とつながっていけたら幸せです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。