「人生がときめく片づけの魔法」でお片づけを始めた
以前の部屋はモノでいっぱいでしたが、片付いた部屋だと思っていました。
「人生がときめく片づけの魔法」との出会い
2015年、たまたま見ていたTV番組で、近藤麻理恵さんが「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれたことを取り上げていました。
すでに日本では話題でしたが「魔法」という言葉に違和感を感じあまり興味がなく、いつも見ていたTV番組で取り上げられなければ自分から知ろうとはしなかったと思います。
この番組で紹介された近藤さんがアメリカで活動されているお片づけコンサルティングの内容に少し興味を惹かれて、まずは本を読んでみようと早速買いました。
- 作者: 近藤麻理恵
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最初は半信半疑でしたが、読み進めるうちに騙されたと思ってやってみようかなという気になり、読了後すぐにお片づけを始めてみました。
まずは洋服、靴、バッグからスタート
それまでは大変な量の洋服、靴、バッグを持っていました。
唯一の趣味、依存気味の買い物で買いまくったモノたちです。
slow-happy-life50.hatenablog.jp
当時は約2m幅のクローゼットの端から端までびっしり服がかかっていて、上の棚にはバッグが並び、下の空いている床部分には2段の引き出しを並べてこの中もすべてパンパンでした。
さらにクローゼットに少しでもたくさん洋服を収納するためにハンガーも揃えていました。
(このハンガーは滑らず場所を取らない優れモノなので、数は減らしましたが今でも使っています。)
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そしてクローゼットだけでは足りずに季節外の服はお手入れした後に別部屋の押入れ内の収納ボックスに退避、コートなど大物はコートハンガーを置いてかけていました。
玄関にあるシューズボックスはもちろん靴でパンパンで、収まりきらない靴は箱に入れて別の収納棚に入れていました。
これだけ持っていると自分の持ちモノのすべてを把握するなど不可能で持っていることを忘れてしまうモノもあります。
結局、しまわれているだけのモノ、使われずにシーズンが終わってしまうモノ(下手をするとタグがついたまま)も結構ありました。
季節の変わり目には使ったか使わなかったかもわからないまま、お金(クリーニング代)と時間(洗濯してたたんでしまう、靴・バッグの汚れ落としとオイル塗りなど)をかけてたくさんの洋服、靴、バッグたちのお手入れしていました。
結構大変だったので、買い物は楽しかったけれど、そのあとのお手入れはかなり負担に思っていました。
そんな状況で、こんまり流を参考にお片づけを始めてみたんです。
こんまり流では「最初に捨てるから始める、順番は衣類から、1箇所に集めて判断する」となっているのですが、限られた時間でやりたかったこと、部屋中にモノが散乱したままになるのが嫌だったことから、ここでも自己流にちょっとアレンジして、1箇所に集めるのはやめ、クローゼットの端から「残すか(ときめくか)、捨てるか(ときめかないか)」を判断していき、時間が来たらそこで終わりにして翌日にするという方法をとりました。
私は性格的に決めるのが早い方であまり後悔もしないタイプなので、このやり方でそれなりに捨てるモノを判断することができたのだと思いますが、こんまりさんはダメ出ししているやり方なのであまりオススメはできません。
私の場合は毎日2時間程度をかけて進めていくことができました。
そしてびっくりすることに、気に入って買ったはずの洋服・靴・バッグなのにときめかかないモノがたくさん出てきました。
要らないと判断した洋服、靴、バッグは、ショップ袋(買い物のおかげで大量に持っていました)にどんどん詰め、休日に買取ショップに持ち込み売れるモノは売り、売れないものは本当の意味で捨てました。
家中のお片づけに発展
洋服、靴、バッグがあらかた終わったら、家にあるすべてのモノのお片づけがしたくなりました。
毎日少しづつ場所を決め中身をすべて見て「捨てる、残す」を判断していきました。
あると便利と思って買った便利グッズ、何に使うかもわからなくなってしまったコード、お土産・ノベルティ・試供品・付録などのいただきもの、服・バッグ・靴のさまざまなお手入れ用品、ほとんど見ない領収書・取扱説明書などの書類、使っていない食器・キッチン用品、いつかやろうと思っていたプラモデルなどの趣味のもの、始めたら出るわ出るわ。
数えていなかったので定かではありませんが、家中の整理が終わった時点で45リットルのゴミ袋で30袋以上のものを実際に捨て(お片づけ中にゴミ袋がなくなり買い足しているので最低でもこのくらいは捨てていたと思います)、買取ショップの買取価格はかなりの金額(◯万円)になりました。
モノが減ったことで収納用品も要らなくなったので、本棚1台、コートハンガー、大量の収納ボックス、ハンガーなどが不要になりました。
自分では片づいていると思った部屋からこんなに大量の不要なモノが出てくるとは想像もしていなかったので、こんまり流の威力は本当にすごいです。
そして本に書いてある通り、失くなったモノを思い出すこともなく、捨ててから3年ほど経ちますがなくて困ったことはありません。
片づけとともに買い物依存度が薄れた
モノが少なくなり、どこに何があるかわかる片づいた部屋は本当に快適です。
私は自己流だったこともありお片づけ1回で完璧な状態までいかなったのですが、その1回でも家の中の状況は大きく変化しました。
片づけの大変さも経験し、もうモノを増やすのはやめようと本気で思いました。
参考までに私が捨てるのが大変だと思ったモノのトップ3です。
- 使わなくなったヘアケア、靴の防水など中身が残っているスプレー缶
- 市役所に連絡して収集してもらう必要がある家具、自転車など大型のモノ
- 個人情報がわかる書類(通帳、領収書、古い年賀状など)
スプレー缶は屋外ですべて中身をゴミ袋に出し、個人情報関連の書類はせっせとシュレッダーにかけて捨てました。
1日では終わらず(というより途中で疲れてへこたれる)何日かにわけて処理をすることになりました。
この大変さの反動と片づいた快適な部屋を維持し続けたくて、家の中にモノを安易に入れるのはやめようと思えるようになったんだと思います。
買い物が減りお金が要らなくなった
お片づけをしたことで買い物のための買い物をすることが劇的に減りました。
結果として必要と思っていたお金を減らすことができました。